四季を通して『くつろぎ日和』~伊東遊季亭の過ごし方一例~

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【醸し人九平次】日本酒セミナー   

先日、醸し人九平次で有名な“萬乗醸造”の中川さんにご来館いただき、姉妹店の玉峰館メンバーと合同で日本酒セミナーを行う事ができました。

日本酒の知識が豊富な社員から無知識な社員がいる中での講習会でしたので、初歩的な、譲造酒に分類されるお酒の種類は?なんて事から講習が始まりました。ワイン、ビール、日本酒が醸造酒に分けられるのですが、意外と答えられない者が多かったです。蒸留酒は、ウイスキー、ブランデー、焼酎などが分類され、簡単に説明すると醸造酒を蒸せば蒸留酒になります。

さて、日本酒の講習はここからです。

講習は酒米に関しての時間が長かったですね。

品種によってどのような味の違いが出るのか、品種は同じでも関西と東北では味の違いが歴然と出るみたいです。ワインのブドウと一緒で品種が同じでも、土、水、天候によって違う物が出来るようです。酒米も農作物ですから土地によって変わるのは納得がいきます。

写真は山田錦の精米歩合が50%と35%のサンプルになります。

明らかに一粒の大きさの違いが分かります!ここまで磨けば雑味がなくなり美味しい日本酒が出来るのかなと思いがちですが磨けば良いわけでもないようです。

醸し人九平次さんが自社栽培している雄町の酒米の話など、酒米の事を色々と教えていただき、日本酒に対しての「思い」を非常に強く感じました。

こんな話を聞いてしまうと、今まで以上に美味しく感じてしまうのは私だけでしょうか・・・

最後には4種類の日本酒のテイスティングを行いました。

九平次 山田錦50% 九平次 雄町50% 天青 愛山50% 天青 山田錦50%の4種類にてブラインドテイスティングを行い、美味しかった順と、品名当てを行う遊び心あるテイスティングでした。

意見がかなり割れましたが、やはり人気があったのは山田錦を使用している九平次と天青でした。山田錦は雑味も少なく飲みやすいお酒が出来やすいですからね。

スタッフが日本酒の知識をもっと高めていき、お客様や料理に合った銘柄を提供出来るようにこれからも勉強会やセミナーを行っていきたいと考えております。

中川さん、楽しい講習会をありがとうございました!

伊東遊季亭 玉峰館スタッフ一同


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