四季を通して『くつろぎ日和』~伊東遊季亭の過ごし方一例~

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日蓮上人史跡②

今回も、日蓮上人ゆかりのお寺「蓮着寺」をご紹介します。

読んで字のごとく「日蓮が着いた寺」。伊東へ流罪となった上人が取り残された海上の「俎岩」から500メートル程離れたところに建立されました。

後に当地を治めていた小田原北条氏の今村若狭が日蓮のゆかりにちなんで祖師堂を建て、付近の土地を寄進したのが始まりです。1508年に正乗院日云が蓮着寺として開山しました。

約21万坪の広大な敷地には、国の天然記念物に指定されている日本最大のヤマモモ「蓮着寺のヤマモモ」や、モチノキの大木の幹にどうしたわけかゴツゴツとした岩が喰いこんだ「石喰いモチノキ」、また「千歳の椿」をはじめとする藪椿の群生など、珍しい銘木を見物に訪れる人も少なくありません。

法華経の宗祖日蓮上人は流罪となり、すんでのところを川奈の漁師弥三郎に命を救われました。命があったからこそ、伊東が上人のゆかりの地となり、貴重な史跡が残されたのです。漁師の弥三郎は陰ながら歴史上の功労者と言えるのではないでしょうか。

フロント 江藤

 


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