音無(おとなし)神社は、伊東の中央を流れる松川沿いにあります。
祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)になります。
祭神の豊玉姫命のお産が軽かったという神話により、安産・育児・縁結びの神として信仰されています。
安産は、柄杓に穴を開けて祈願します。
穴が開いた柄杓は「水が通りやすい」ということで安産につながるそうです。
境内社の玉楠神社には、源頼朝と八重姫が祀られているそうです。
「曽我物語」によれば、平治の乱後、伊豆国の蛭ヶ小島に流された源頼朝は、
一時、伊東の北の小御所で暮らしていたそうです。
その時に出逢ったのが伊東祐親の娘、八重姫だそうです。
愛し合う二人が密かに会っていた場所が
この神社のある「おとなしの森」だったと伝えられています。
境内には、樹齢約1,000年にもなる天然記念物の大きなタブの木があります。
この大きな木の下で、頼朝と八重姫は会っていたのかもしれませんね?
さらに境内には、大きな樹が2本あります。
神社の方にお話しを伺いましたが、この大きな樹は見る角度や見る方の心境によって、様々な形に見えるようです。
こちらの樹は、頼朝が八重姫に手を差し伸べているかのように見えます。
こちらはの樹は安産の神を象徴するように、身ごもっている姿に見えます。
見る角度によっては、神の使いの象徴である【象】 樹に上ろうとしている【鰐】が見えるようです。
夜は幻想的な竹あかりもご覧になれます。
夜は少し涼しくなり、秋を感じられる様になりました。
夕食後のお散歩に是非、立ち寄ってみては如何でしょうか。
当館より歩いて5分ほどです。
フロント 有川