温泉地のお菓子の定番、温泉まんじゅう。
(写真:昭和の時代の「みその」)
伊東温泉にも駅前に、半世紀以上もの間愛されたまんじゅう屋「まんじゅう みその」がありましたが、新型コロナの影響と創業者のご逝去により、昨年惜しまれつつ閉店となってしまいました。
「毎年、伊東温泉のお土産に買って帰っていたんだよ」「楽しみに来たのに無くなってしまったんだね」・・・地元の水産加工会社「伊豆中」がそんな惜しむ声を聞きつけて、伊東駅前の活性化にもつながると、復活オープンを決意してくださいました。
しかし難航した再開準備。伊豆中社員の方々が8か月以上もかけて味を再現。
11月15日のプレオープンには、たくさんのお祝いの花と、温泉まんじゅうを求めて来店した方の列が。
華々しい復活の日を迎える運びとなりました。
新店舗では人気の”あげまん”をはじめ、黒糖や抹茶を使用した”蒸しまん”も販売。
サクッとした歯ごたえにこだわったあげまん、ふっくらとした皮の甘みと餡が調和した蒸しまん、どちらも食指をそそられます。
餡は甘さを抑えたこしあんに、味を引き締めるために希少な戸田塩を使用しています。
他にも、ソフトクリームや抹茶ラテなど散策しながら楽しめるテイクアウト商品も充実。
ホカホカに蒸したての蒸しまんを、
こんな風に食べ歩き用にして手渡しもしてくれます。
駅前の店が賑わっているのと、閉店しているのとでは、街の盛況感が全く違うものですね。
古き良きものを継承して、街を活性化させていく。
名物菓子の再興を喜ぶと同時に、素晴らしい企業理念を感じました。
◆あげまん・・・1個151円(税込み)
◆蒸しまん・・・1個130円(税込み)
それぞれバラ売りの他、8ケ入り、4ケ入りもあります。
伊東駅前の名物温泉まんじゅう、是非ご賞味下さい。
フロント 江藤