四季を通して『くつろぎ日和』~伊東遊季亭の過ごし方一例~

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蜜芋スイーツ

今回は地域のご紹介というより、むしろ伊東ではあまり売っていないと思う物を作ってみました。

スーパーの店頭などでよく冬場見かける「焼き芋」。良い香りに思わず足が止まります。

1本300円~400円とお値段もそこそこ。

昔ながらの「石焼き芋」、ホクホク感はあってこれはこれで美味しいのですが、最近東京などの巷でよく見かける「蜜芋」の類はあまり見かけません。

そこで休日に「蜜芋」作りに挑戦しました。

使用したのは、麦芽糖の比率が高く”ねっとり系”で人気の「紅はるか」。

調べたところ、焼き芋を甘くするポイントはでんぷんを分解して麦芽糖に変える事。そのためには60度~70度の温度でどれだけ長く低温調理出来るかがカギのようです。

・・・そこで、

蒸すときにこの黒御影石を鍋に入れ、遠赤外線効果でじわじわと芋の芯から熱を上げて行くことを思いつきました。

100度の蒸気でふかすのでは無く、御影石を70度ほどの温度に保ち、湯を沸騰させずに、御影石が発する遠赤外線の熱で芋を温めるイメージです。

水を張った鍋に御影石を投入、紅はるかを詰めたバスケットを入れて蓋をぴったりして、水からごくごく弱火で温めて行きます。

1時間以上蒸したところでチェック。

いい感じでねっとり感も出ています。一つ割ってみたところ、芋の芯が非常に熱くなっています。いいぞいいぞ。

もう少し蒸したところで火を止めて放置。余熱でさらに麦芽糖を増やして行きます。

この時点ではただの蒸し芋。

甘くするもう一つのポイントは適度に水分を飛ばす事。

ここから「焼き」を入れるのです。

粗熱が取れたところで焼き器に乗せて、これまた弱火でじわじわと火を入れていきます。

しばらくすると蜜がにじんで来ました。

これでもかというほどスローで焼き上げて。

期待に胸が膨らみます。

この上ない達成感です。長い時間をかけた甲斐がありました。

砂糖を使っていないのに、スイートポテトより甘い!

「食物繊維」、老化を防ぐ「ビタミンE」、美肌作りに欠かせない「ビタミンC」、高血圧を予防する「カリウム」、特に妊婦さんに欠かせない「葉酸」。この5つの栄養素を豊富に含むさつまいもはまさにスーパーフード。

癒し効果も感じた「のんびりと家で蜜芋作りの休日」。

おすすめです。

フロント 江藤

 


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