8月29日、16時に中部横断自動車道の山梨県南部IC~下部温泉早川IC間(およそ13キロ)が開通しました。
これにより中部横断自動車道の静岡県と山梨県内の区間は全てつながり、東名、新東名、中央の各高速道路が直結、東海~甲信のアクセスの利便性がぐっと向上しました。
文字通り富士山を一周するルートが完成したわけです。
中でも最大のメリットは山梨県から静岡県までの移動時間が短縮されることでしょう。
ふじのくにの表玄関を預かっている静岡県と、近いようで遠かったふじのくにの奥座敷の山梨県の一体感が高まりました。
観光面だけではなく様々なメリットが。
①物流がスムーズに
運送時間の短縮による効率向上、ドライバーの負担軽減。
②農産物などの輸出の効率化
山梨のおいしい桃などの特産品を、これまでは中央道経由で東京へ運び空輸等していましたが、これからは静岡からの出荷が可能に。
③人気の観光スポットへのアクセスが向上
中部横断自動車道上には下部温泉や身延山など人気の観光スポットが数多くあります。これらへの往来がスムーズになり活性化。
④救急医療活動が迅速に!
身延町から山梨県立中央病院など、3次救急医療施設までの所要時間が大幅に短縮され、救命治療の向上が見込まれます。
⑤災害時における代替道路に
災害時国道52号が通行止めになった場合、代替道路として機能し、孤立集落発生の解消が期待されます。
⑥地域が元気に
好アクセスによる観光の活性化、経済の活性化、雇用の拡大。
などなど、道路はまさに国土の血管、巡りが良くなれば様々な相乗効果が。
大幅に時間短縮された静岡~山梨間、観光地巡りも効率よく楽しめます。
日蓮宗総本山 身延山久遠寺
山中湖側から望む富士山
身延山IC付近
東海地方と中部地方、近いようで遠かったお互いですが、大きな一体感を持って活性化していくことを期待します。
詳しくは中部横断自動車道紹介ページをご覧ください。
フロント 江藤