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星空を見上げて五感で宇宙を感じる


2020年03月06日 14:34 仲居のひとりごと

伊東遊季亭川奈別邸は、周囲に建物や街灯などの明かりがなく、月や星座の観測に適しています。

以前より「満天の星空で感動した」「星がはっきりと見えた」といったようなお声を頂いていたこともあり、先日の休館日を利用して星空撮影に臨みました。

当日は雲が多く、予定していた構図で撮影ができず、晴れている部分を探しながらの撮影になりました。赤道儀など専門的な機材はなく、マニュアル設定シャッタースピード20秒で撮影してみました。月が明るい条件での撮影で心配していましたが、思っていたよりも綺麗に星が映りました。

 

予定していた川奈別邸の母屋を入れた構図。

雲が多くオリオン座を雲の切れ間からわずかに見ることができます。

この時、風が強く雲が流れていたのでしばらく待つことに・・

 

待つこと1時間、シャッターチャンスがきました!

オリオン座をはっきりと見ることができます。左下の一番明るい星はシリウスです。

 

この時期の星座の見どころ

★オリオン座

オリオン座は88ある星座の中で、1等星が2つ、2等星が5つと最も明るい星で構成された一番見つけやすい星座です。左上の赤く光る1等星のベテルギウスは、すでに寿命を迎えていて、いつ爆発してもおかしくないと言われています。地球からベテルギウスまでの距離は640光年離れていて、今見えている光は640年前「室町時代」に光ったものを見ていることになります。ベテルギウスの大きさは太陽の1000倍もあり、赤色超巨星と呼ばれています。ちなみに太陽は地球の約100倍の大きさです。

★おおいぬ座

太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星は、おおいぬ座の1等星シリウスです。地球との距離は8.6光年です。恒星とは太陽のように自ら光る天体のことです。

 

この写真では左上のプロキオン(こいぬ座)も見る事ができ、先ほどのベテルギウス(右)とシリウス(左下)、そしてこのプロキオンを結んだものが冬の大三角です。

 

お部屋のテラスからは北斗七星を綺麗に見ることができました。

 

空と海の真ん中で過ごす休日。

温泉のあとはお部屋のデッキチェアに横たわりながら、外気浴でほてった体を冷ましながら星空観賞。

自然の音をBGMに、日々の喧騒から離れた休日はいかがでしょうか。