今回ご紹介するお酒は、茨城県筑西市に蔵を構える来福酒造が夏季限定で販売している「来福 純米吟醸 夏の酒」です。来福という銘柄は創業当時から、俳句「福や来む 笑う上戸の 門の松」に由来しているもので、お飲みになるお客様の元に福が来るようにとの願いから付けられています。
この「来福 純米吟醸 夏の酒」は、酒米は酒造好適米である渡米を100%、酵母には自然界の花から純粋分離させた「しゃくなげ花酵母」を使用しています。来福酒造のお酒には複数種類の花由来の酵母が使われていて、現在は、ナデシコ、ツルバラ、日々草、ベゴニアが主力として用いられており、他にも、しゃくなげ、月下美人、ひまわり、おしろい花などが使われています。
お酒の特徴は、香り控えめ、軽い飲み口とキレのある後味。漬物のようにシンプルなものや、「夏の酒」という名前の通り夏野菜を使った料理、さっぱりとした料理と相性が良く、キンキンに冷やして飲むことをお勧めしています。青瓶にブルーラベルのビジュアルがすっきりとした酒質にマッチした、まさに夏向けの一本になっています。
ダイニング 細田