国道135号オレンジビーチ前、干物屋さんが軒を並べる中に「ここはカリフォルニアか!?」というようなバーがあります。
「JOYNT BREWIG CO.」オレンジビーチの目の前にあるブリュワリー。
ガラス張りの店内から海を眺めながら、またはオープンテラスで海風を感じながら、冷えたクラフトビールを楽しむことが出来ます。
カリフォルニア州サクラメントご出身のご主人ブライアンさんと、日本人の奥様マリコさんのオーナー夫妻は、N.Yでアートギャラリーを経営されていましたが、コロナの為閉鎖となり、ご縁あって奥様のお母様の出身地である伊東で、クラフトビールのバーを開店することとなったそうです。
「JOYNT」という店名は文字通り、人々が集い、語らい、楽しむ場となるようにというコンセプトから名付けられました。
ユニークなU字型のバーカウンター内の壁から、ビールの注ぎ口(タップ)がニョキニョキ突き出しています。
壁の向こうは、クラフトビール醸造所となっており、ビールのタンクから直接タップに繋がれています。
これらの機材もブライアンさん自らが搬入、セッティングを行ったそうです。
酒類の醸造の許可を取得されるのにも、大変なご苦労だったとのお話でした。
各ビールそれぞれが温度やアルコール度数など厳密に管理されています。
この小さな樽は、評判を聞きつけて注文のあったほうぼうの店舗へ出荷するものだそうです。
ゆくゆくは缶ビールの製造も計画されているとの事。
醸造所が併設されているこのような店内を「タップルーム」というそうです。
U型のカウンターの制作にもオーナーご自身が加わり、開業に向けての並々ならぬ熱量を感じました。
ドイツで伝統的に作られている「ケルシュ」、オレンジやバニラのフレーバーを盛り込んだ物、キュウリやバジル風味を感じる物など、オリジナリティ豊かなクラフトビール達。
まずはメニュートップに記載されている「ケルシュ」を。
フルーティな香りとスッキリした苦みを感じるとても飲みやすいビールでした。
写真真ん中は一番人気のカクテル「ピニャコラータ」。
ココナッツの香りと爽やかな甘味。
右はノンアルコールの「マルガリータ」。
ノンアルコールのカクテルやコーヒー(コールドブリューがお勧め)も種類豊富で、ワイン、スパークリングワイン、各国のビール等々酒類も充実のラインナップ。
このお店の大きな特徴、お客様の大半は海外の方なので、目の前のビーチがカリフォルニアのビーチに見えてきました。
伊東に居ながら、こちらが海外旅行者になったような不思議な錯覚を覚えるのも、特筆すべきところです。
アートギャラリーを経営されていただけあって、店内はアート感満載。
お手洗いの前のディスプレイ。
ウォールアートはビーチや鯵の開きをモチーフに。
段ボールに描かれたポップアートのようなメニュー。
ゲーム類も沢山置かれていて、お子様達が遊んでいました。
おつまみもサルサソースなど現地直輸入のスパイスが使われていて、異国情緒が漂います。
毎月たくさんのイベントやライブ、パーティが開かれて、いつも活気に溢れ、賑わっているので、店の前を通り過ぎる度に気になっていました。
お客様同士のコミニュケーションも気軽に取れそうで、ビールを飲みながら英会話の上達も図れるかも。
ポジティブなエネルギーに満ちたインターナショナルなお店です。
是非、お出掛け下さい。
フロント 江藤
「JOYNT BREWING CO.」
伊東市湯川本町4-1
営業時間 10:00am~9:00pm(日曜日は7:00pm迄)