そのスイカのような香りから香魚とも呼ばれる初夏の川魚の代表、鮎。
伊東遊季亭の前を流れる松川では、6月12日から今年も鮎釣りが解禁となりました。
松川漁協では先月2度に分けて50キロずつ、計100キロの鮎を放流しました。
鮎は清流の苔のみを食んで棲息しています。
苔を食す自分の縄張りを持ち、縄張りを犯す他の魚に対して闘争心が強いため、おとりの鮎を使って釣る「友釣り」という釣法が生まれました。
生きたおとり鮎に掛け針を付け、攻撃してきた縄張り鮎を引っかけて釣る、なかなか高度な釣法です。
解禁日に釣れた鮎は平均20センチ余り。
梅雨時に水量が増えれば、鮎は泳ぎまわりやすくなり育ちがよくなるそうです。
釣って楽し、食べて美味しの鮎。
初夏の風物詩として、美しい魚です。
フロント 江藤